アイバレーについて
店名の「アイバレー」は、
祖母で染色家・アイヌ文様刺繍研究家 石川愛子の愛称。
制作活動をしていた地を「愛する谷=アイバレー」と、彫刻家・砂澤ビッキ氏が命名。
石川愛子/染色家・アイヌ文様刺繍研究家
檜山管内江差出身。1981年音威子府村字生島にて故砂澤ビッキ氏と出合い、草木染の創作活動を開始。
ビッキ氏により創作活動の地を『アイバレー』と命名される。
その後大滝に移住。草木染やアイヌ文様を研究し、作品に綿や絹などさまざまな素材の古布などを入れ、藍や草木にて染め、アイヌ文様をベースとし独特の手法で一枚の作品が出来上がるまでひと針ひと針長い年月をかけて心から作りあげる。
祖母はビッキ氏のことを慕っており、当店にディスプレイしている作品の染料にもなっている「泥」は特にお気に入りで、ビッキ氏と一緒に真冬の雪山の地面から湧いているのを見て、一斗缶へ採取したと楽しそうに話してくれました。
アイヌ文様について
私は下絵を描きはじめると幾度も描き直しながら、古事物語の夢の中に入り制作がはじまります。
無限に広がる伝統的な文様美、草木染の美しさは言葉では表現できない文化技法ではないでしょうか。
また文様の手法はシマフクロウをアレンジしており、網の目は四方につながりをもたせ、ステッチは糸と糸が交差しているのが特徴で、「魔」が入らない縁起の良いものです。
製作について
【布】・・・オーガニックコットン
【糸】・・・京都手紡ぎ
【染色】・・大滝の草木又は赤鉱