赤いはちみつの誕生秘話
札幌から大滝への移住をきっかけに、草木染めの世界に飛び込む。
伊達市発祥の国宝的な藍染を修学旅行の体験として取り入れ専念することに。
最初は30人ほどの体験者だったが、わずか2、3年のうちになんと3ヶ月で5000人以上の修学旅行生が藍染の世界に触れることとなった。
この時は未だ体験という言葉がなく北海道では、いち早く取り入れての試みでした。
2000年、有珠山噴火があった年。
修学旅行のルートが変わり、染色の仕事も厳しい状況に直面。人気の藍染体験も影を潜める中、挫折感が心に広がりました。
そんな中、ロシアから大滝に移植されたアロニアが、私の人生に新たな展開をもたらすことに。初めは「渋いから好きになれない」と思っていたアロニアも、栄養素100%の実力派であることを知り、一転して注目するようになりました。
そして、このアロニアから生まれたのが「赤いはちみつ」。微妙なブレンドの難関を乗り越え、「アロニアのはちみつ」と名付けられ、スタートを切る。
しかし、息子の一言「色は大切」が私に大きな影響を与え、商品名を変更。「赤いはちみつ」という愛らしい名前が生まれました。
母の染色の知識がなければ、美しいルビー色のはちみつも誕生しなかったことでしょう。
赤いはちみつの誕生秘話は、多くの人々の力と知恵に支えられた結晶であり、私にとってはまるで子供のよう。
これからも皆様に夢やワクワク感を届ける商品として、日々努力を重ねて参りますので、成長し続ける赤いはちみつに、どうぞご期待ください。
花カフェアイバレー 石川淳子